厚生労働省が6日発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.6%減った。7カ月連続の減少で、マイナス幅が2.6%以上となるのは2015年6月(2.8%減)以来、7年4カ月ぶりとなった。資源高や円安で上昇する物価に賃金の伸びが追いつかない状況が続いている。