0001それでも動く名無し
2022/12/07(水) 13:20:56.37ID:vAUlUwQS027日、北京市内で発生したデモでは1000人近くの市民が集まり「白い紙」を掲げて、厳しいゼロコロナ政策に抗議した。
また、同じ日に上海で行われたデモでも、「白い紙」を掲げた市民ら数千人が集まり、参加者からは「習近平は退陣せよ」といった異例の声も挙がっていた。
ロイター通信によると、こうしたデモ参加者らが手にする「白い紙」「白紙」には、2つの意味があるという。
1つは、政府批判の文言を掲げないことで、検閲や逮捕の対象になるのを避ける作戦。
そしてもう1つは、そのことから「白紙」自体が言論の自由がないことの象徴となっているという。
デモに参加した人は「白紙は、私たちが言いたいが言うことができないすべてを表している」と、話しているという。
実は、中国ではこうした「白紙」を使った抗議が過去にもあった。
中国上海で発行された2011年7月30日付けの「東方早報」という新聞。新聞名と「高速鉄道事故の賠償金額が91万5000元に引き上げ」という見出しだけが印字されていて、それ以外は真っ白というものだった。
2011年7月23日に起こった、高速鉄道事故を報じようとした新聞だった。白紙の理由は、次のようなものだった。
40人が死亡した高速鉄道事故の車両を埋めようとした政府の対応などを批判するメディアに対し、「公式発表以外報じてはならない」などとして当局が報道規制を強化していた。
テレビ朝日の安江伸夫元北京支局長によると「用意していた記事が出せなくなったため、紙面を『白紙』にして発行し、抗議の意思を示した」という。
しかし、今回の「白紙」デモに対し、政府は早くも検閲を強めようとしていて、ロイター通信によると、中国版ツイッター・ウェイボーでは、「白紙運動」という言葉が使えなくなっているという。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000277650.html?display=full