本拠地、うんこで迎えたうんこ戦
先発うんこが大量うんこ、うんこも勢いを見せずうんこだった
うんこに響くうんこのうんこ、どこからか聞こえる「うんこ」の声
無言で帰り始めるうんこ達の中、昨年の首位打者うんこは独りうんこで泣いていた
うんこで手にしたうんこ、うんこ、うんこ、そして何より信頼できるうんこ・・・
それを今のうんこで得ることは殆どうんこと言ってよかった
「うんこ・・・」うんこは悔しうんこを流し続けた
どれくらい経ったろうか、うんこははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいうんこの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってうんこをしなくちゃな」うんこは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、うんこはふと気付いた

「あれ・・・?うんこがいる・・・?」
うんこから飛び出したうんこが目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりのうんこだった
千切れそうなほどにうんこが振られ、うんこのようにうんこのうんこが響いていた
どういうことか分からずに呆然とするうんこの背中に、聞き覚えのあるうんこが聞こえてきた
「ウンコ、うんこだ、早く行くぞ」声の方に振り返ったうんこは目を疑った
「う・・・うんこさん?」 「なんだうんこ、居眠りでもしてたのか?」
「う・・・うんこコーチ?」 「なんだうんこ、かってにうんこさんを引退させやがって」
「うんこさん・・・」  うんこは半分パニックになりながらうんこを見上げた
1番:うんこ 2番:うんこ 3番:ウンコ 4番:ウンコ 5番:うんこ 6番:内川 7番:うんこ 8番:うんこ 9番:うんこ
うんこ、唖然としていたうんこだったが、全てをうんこした時、もはや彼の心にはうんこひとつ無かった
「うんこ・・・うんこ!」
うんこからうんこを受け取り、うんこへ全力疾走するうんこ、その目に光る涙は悔しさとはうんこのものだった・・・

翌日、うんこで冷たくなっているうんこが発見され、うんことうんこは病院内で静かに息を引き取った