非公開リストに疑心暗鬼「現役ドラフト」対象選手確定　１２・９に本番も「誰も信じられない」「破綻は目に見えている」
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> 出場機会に恵まれない選手移籍を活発化させる目的で、１２月９日に初めて行われるプロ野球「現役ドラフト」の対象選手のリスト提出が２日に締め切られた。非公開のリストに自分が載っているのか、選手たちは疑心暗鬼のオフを過ごす。

日本野球機構（ＮＰＢ）と選手会が協議を重ね、ようやく実現にこぎ着けた新制度。２日公示の契約保留選手名簿に記載された選手から、各球団が２人以上を選んでドラフトに出し、１球団につき少なくとも１人は指名しなければならない。

事実上の構想外としてドラフトに供出される選手への配慮から、各球団が交換するリストの中身は秘密厳守と規定されているが、ネット上ではファンだけでなく一部メディアまで〝予想リスト〟を作り選手を名指し。実際に名前が挙がったセ・リーグ球団選手は「今は誰も信じられないくらい疑心暗鬼になっている。成績不振とはいえ、ネット上で自分が予想されるのは本当に悔しい」と吐露する。別の選手も「チーム内では『アイツは引っかかるんじゃないか』などと話題になっている。選手側に拒否権がないのはつらい」と話す。