【朗報】大下、ロッテにピンズドだった
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驚いた。率直に、今のロッテにドンピシャだと感じた。
アマチュア野球担当記者を務めていた19年、大船渡・佐々木朗希投手の希代の速球に魅了された。一方、打者のドラフト候補で最も魅了されたのが当時、白鴎大にいた大下だった。
栃木・小山のグラウンドを訪れた。風格がすごい。コーチかと思った。初対面なのに、まるで昔からの遊び仲間のよう。写真撮影をお願いした。「こんな感じでいいっすか?」。勝手にいきなり取り始めたポーズは、巨人原監督風のグータッチ風。こちらへの警戒心などまるでない。昭和の香り。こんな豪快な大学生がいるのかと驚かされた。 対面取材の時は、さほど口数は多くない。ケンドーコバヤシのような語り口。「勝負強さだけは自信あります。勝負、大好きなんで。ランナーがおる時はめっちゃ楽しい。ワクワクする。打てんとめっちゃ悔しい」。語りが熱くなると、敬語といわゆる“タメ口”が混じり出す。じわじわと大下らしさが出てきて、とても良かった。
「同じ学年のやつらと競っていてもダメなんで。常に上を見て行かんと。早くプロに行きたい。すごいピッチャーたちと勝負したいです」
他の大学生や高校生のような模範解答、優等生的な受け答えはほぼなかったように思う。途中で「ガハハハ」と笑い出していたような記憶もある。プロ野球はエンターテインメントの世界。こういう若者こそ、夢を届けるプロ野球選手になるべきだとさえ感じた。
多くの人が言う。「ロッテの選手は大人しい」「真面目な選手が多い」。担当記者としても「補強ポイントは即戦力投手」などと記事を書きつつも、本音では「本当は大下のような選手が一番必要なのでは」とずっと感じていた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています