「いい形でベイスターズに恩返しがしたいですね」。新たな挑戦へ向けた高揚感とともに、強くなっていく横浜への愛着。「背番号11を空けて残してくださった。うれしかったし、ありがたかったですから…」と原監督らの温かい配慮も心に響いたからだ。

「僕が一番、憧れる形。そういう選手生活を送りたい」と重ね合わせたのは同じ右腕のレジェンド・黒田だった。メジャーの巨額オファーを受けながら、愛する広島復帰を決断したのは選手生活の晩年。「100%、戦力として見てもらえる状態で恩返しをしたい」と志を高くした。

https://hochi.news/articles/20200123-OHT1T50275.html