FIFAの技術開発部門のチーフオフィサーを務めている元オランダ代表FWのマルコ・ファン・バステンが、ドイツメディア『ビルト』のインタビューで、オフサイドやPK戦の廃止を提案した。

ファン・バステンはオフサイドの廃止について次のように語っている。

「オフサイドのないサッカーを観るのは非常に興味深い。今のサッカーはもはや、9人や10人のDFがゴール前を固めるハンドボールのようだ。でも、オフサイドがなければ、DF陣の背後にFWが立てるから得点の可能性がより広がる。今よりも攻撃のチャンスは増えるし、試合の見応えも増すだろう。実際にホッケーではオフサイドはないし、問題はないはずだ」

シュートアウトはかつてアメリカのNASLやMLSなどでも導入されていた方式で、攻撃側はゴールから35メートルの地点からドリブルし、一定時間以内にシュートを打つというもの。

ファン・バステンは「PKは一瞬ですべてが終わるが、シュートアウトなら、多くの可能性がある。ドリブルもシュートもできるし、GKの反応を待つこともできる。より試合でのプレーに近い状況になる」と語っている。

https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21966