JR阿佐ケ谷駅(東京都杉並区)で10日午後11時ごろ、50代の男性2人が普通電車(三鷹発千葉行き)にはねられた。警視庁によると1人が死亡し、もう1人が足を骨折する重傷を負った。

 杉並署によると、電車のドライブレコーダーには、死亡した男性がホームから線路に転落し、重傷を負った男性がホームから線路に降りて線路脇に引きずり込んで助けようとする様子が映っていた。ホームドアはなかった。

 重傷を負った男性は搬送時、死亡した男性の「知人です」と話し、死亡した男性の体内からはアルコールが検出されたという。

 この事故の影響で、JR中央・総武線各駅停車の上下線などが約1時間にわたり運転を見合わせ、約2万3千人に影響が出た。