オコエは2019年に自己最多52試合に出場したが、年々出番を減らして今季は入団以来自己ワーストの6試合で打率・200にとどまっていた。同コーチが楽天の監督を退任した2015年のドラフト1位でオコエが入団したため、接点はないがプレーには注目してきたという。

 「走攻守そろっていると言われるオコエは解説者、OBとしても気になっていた。僕は(楽天で)一緒にやっていないんですが、情報によるとオコエという選手のいいところは身体能力、ポテンシャルが高い。ホームランが打てる、足が速いというのがわれわれのメリットですよね」と期待を寄せた。

 続けてプレー以外での特徴も指摘。「楽天の中では『使ってくれればやれんだよ』ということを主張してしまうタイプ。『何で使ってくれないんですか?』ということを主張してしまうタイプだというのは、僕らの情報によると入っていて」と勝ち気な性格であることを明かした。

 ただ、同コーチはこの性格面もプラスに捉えた。「俺的にはそういう選手って面白いなって。『使ってくれればやれんだよ』ってぐらい思っていないとプロではやれるわけない。それは楽しみだな、というのはずっと思っていた。そういう強気なことを言える子って今いねえんだよなって思っていたし」と強気な面もメリットであるとした。

 「練習とゲームを見てるとものすごいいい子だなって。明るくて声も出すし。でも、見方によってはムラがあるっていうことも聞いているんですけど、僕だってムラがある。ちょっと自己主張が強いという情報の方が先走って、チームに浸透してしまってたんだろうなって」と話し、巨人加入後は打撃コーチとしてフラットな目線で判断していく考えを明かした。
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