近藤争奪戦に敗れたオリックスはソフトバンクに“恨み節”だ。ポスティングシステムでレッドソックスに移籍する吉田正尚外野手(29)の穴を埋めるべく、西武からFAの森友哉捕手(27)に続いて近藤のFA獲得を目指して最後まで交渉を続けたが、破格条件の前に白旗を掲げた。フロント関係者は「吉田の抜けるレフトのポジションを考えたら何としても近藤に来てほしかったが、マネーゲームになると降りざるを得なくなる」と無念さをにじませた。

 一方でソフトバンクのなりふり構わぬマネー攻勢には「おカネじゃない、とか言いながら結局はカネじゃないか」とひとくさりで「今年の負けがよほど悔しかったんだろう。何が何でも獲りに来る。栗原、上林とかケガが治れば中心選手になれるのに、アテにされていない。チームが高齢劣化なのに何で使わないんだろうという選手はたくさんいる」と首をかしげる声も…