大谷の懐ろが「貯まる一方」なのには、ほかにも大きな理由がある。帰国時、トレーニングに使う施設は「アシックス」で、普段着は「ヒューゴ ボス」、足は「ポルシェ」。これすべて、スポンサーから提供されたものなのだ。

 また、シーズン中も“もらいもの生活”が基本という。

「試合がある日は、昼食はエンゼルスタジアム内のレストランで摂り、試合後もそこで食べるか持って帰るかのどちらかで、外食はほとんどしない。じつは今年の彼の誕生日は、通訳の水原一平氏の父親が働く和食レストランで祝うという話もあったそうですが、結局行かなかった。ホームゲームのときは自宅と球場の往復で、まあ、おもしろみのない生活です(笑)」(現地記者)

 趣味でもあれば、それに散財することもあるだろうが……。

「ゲームは好きみたいです。自宅では、水原氏とプレイステーションのシューティングゲームをすることが多く、球場ではチームメイトとスマホで『クラッシュ・ロワイヤル』をやっていて、かなりハマっていると聞いています。2013年に、日ハムの納会でゴルフデビューしましたが、悪戦苦闘してスコアは146。ただ、翌年には119までスコアを縮め、『ゴルフはおもしろい、今度は110を切りたい』と興味を示していたんですが、メジャー行きが決まり、それも長続きしませんでした。

 また、趣味といえるかどうかはわかりませんが、大谷本人は『趣味は睡眠』と答えています。小学校のころは、毎日夜9時から朝7時まで寝ていたと、あるインタビューで答えていました。睡眠の長さは今でも変わらず、毎日9時間は寝るといいます。年収70億円以上の男の趣味が睡眠というのも、どうかとは思いますが(笑)」(同前)

 米国では、一流アスリートの引退後の自己破産が問題になっており、メジャーリーガーの場合、引退から5年で約8割の選手が自己破産しているという。若くして大金を手にし、金銭感覚を失ってしまうからかもしれない。だが“使わない”大谷は、心配無用だ。