西武 最速157キロ腕、前レンジャーズのティノコ獲り メジャー48戦登板(スポニチアネックス)

西武が新外国人候補として、前レンジャーズのヘスス・ティノコ投手(27)の獲得調査を進めていることが14日、分かった。
ベネズエラ出身の中継ぎ右腕で、直球の平均が155キロの剛腕。交渉がまとまれば今オフ1人目の外国人補強となる。

松井新監督のもとで来季、新たなシーズンを迎えるチームが獲得を目指すのは最速157キロ、1メートル93の長身右腕だ。
ティノコはメジャー通算48試合に登板し、0勝3敗1セーブ、防御率4・05も、今季はレ軍で17試合に登板し、防御率2・18(0勝0敗)の好成績を残した。
10月4日のヤンキース戦ではジャッジに61年ぶりのア・リーグ記録更新となる62号本塁打を浴びたが、傘下3Aでは35試合で13セーブ(1勝2敗)、計44回で51三振と高い奪三振率をマークした。
今季平均154キロの高速ツーシームが投球の約44%を占め、スライダー、カーブも操るなど変化球も多彩で日本野球への適応も見込まれる。

チームは今季リーグ最多タイの61試合に登板した平良が、来季の先発転向が決定。
中継ぎの補強は最重要課題の一つで松井監督も「そこ(中継ぎ)の整備というのは球団の方も動いていただけるでしょうし、若い選手がどう競争してくれるか」と望んでいた。

首脳陣は守護神候補の増田を軸に、新人王の水上、本田、森脇らで「勝利の方程式」形成を構想。
今季リーグトップの防御率2・75だった投手陣にティノコが加われば、4年ぶりのリーグ優勝へさらなる投手強化になる。