https://news.yahoo.co.jp/articles/42bec42e50f8a2cb1e262a57bc6faf276cb51920?page=2

では、アメリカはどうだろうか? 日本から見れば、高給取りに思えるのかもしれない。しかも、1ドル160円が視野に入る歴史的円安の渦中だ(※執筆時点)。確かに前述の通り、人員不足から、多くの企業で高給が提示された求人が出ているのも事実。中でも求人増加率全米第1位のワシントン州ではそれが顕著だ。

 たとえば、QFCという一般的なご近所スーパーで時給21.5ドル(3225円)。長年地元で愛される庶民の味方、ファストフードチェーンのディックス・バーガー店では時給25ドル(3750円)。シアトル市で定められる最低時給は来年1月から18.69ドル(2803円)となり、さらなる賃上げが見込まれる。

 時給25ドルならフルタイム勤務(8時間)で単純計算すると、年収4万9200ドル(738万円)。この数字を見ると、「バイトでいいからアメリカに出稼ぎに行きたい!」と思う方もいることだろう。