野球の独立リーグ「日本海オセアンリーグ」に、来季から船橋市に拠点を置くチームが参入する。監督には、千葉ロッテで内外野手として活躍した早坂圭介氏(38)が就任し、15日、船橋市役所を表敬訪問した。
 チームを運営するのは、新たに設立された「千葉県民球団」。社長には、元・市立船橋高校野球部の杉山慎氏(38)が就任する予定。選手は25~30人で編成し、すでに15人を獲得しているという。
 チーム名は公募中。1月中旬には編成を終えてチーム名を発表、3月から公式練習を始め、4月の開幕に備える。拠点は同市だが、試合や練習は県内各地でする予定。
 この日、船橋市役所を訪れた早坂氏は「ロッテに12年間、お世話になった。千葉のみなさんに、恩返ししたい。地域に密着し、愛される球団を目指す」とあいさつ。杉山氏も「千葉にはこれまで、独立リーグのチームがなかったので、このチームを通し知ってもらいたい」。松戸徹市長は「子どもたちの夢が広がる取り組み。広報などでバックアップしたい」と応えた。
 新チームが所属するオセアンリーグは、既存のBCリーグから今年独立し、富山、石川、福井、滋賀の4県に拠点を置くチームで戦ってきた。福井のチームが今季で活動を終了したが、千葉のチームが新たに加わることになった。リーグによると、今後も関東での新チーム設立を目指したいという。(本田大次郎)