ドイツで極右勢力のメンバーらが逮捕された。事件の首謀者はドイツ中部の静かな町に佇む屋敷の所有者、ハインリヒ13世容疑者(71)。ローマ帝国の城代を先祖に持つ貴族の末裔だ。容疑は、国家転覆を企てたクーデター計画。

 「ライヒスビュルガーは政府の転覆の妄想と陰謀論を背景に作られた。好戦的なライヒスビュルガーは民主主義・国家・共同体を守る人々に憎しみを抱いている」(フェーザー内相)。

 「ライヒスビュルガー」とは、戦後のドイツを否定する極右思想集団。CNNによると、今回逮捕されたメンバーについて、警察は「ライヒスビュルガーやQアノンの陰謀論を信じている」と声明で発表している。実は近年、ドイツでは極右思想や陰謀論が至るところに浸透し、問題が深刻化している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/863fb2573455765b399f77e305297da6f3172616