敵基地攻撃を担う部隊を設置へ 既存ミサイルの長射程化も進む
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3文書の一つ、防衛力整備計画には、スタンド・オフ・ミサイル部隊として、陸上自衛隊に地対艦ミサイル連隊(7個部隊)、島嶼(とうしょ)防衛用高速滑空弾大隊(2個部隊)、長射程誘導弾部隊(2個部隊)を置くことが記述された。

 地対艦ミサイル連隊は、12式地対艦誘導弾の能力向上型を運用する。能力向上型の射程は1千キロ程度。水上の艦艇をターゲットとするミサイルだが、防衛省関係者によると、陸上の敵基地への攻撃に転用することが可能とされる。地上から発射するタイプは2026年、艦艇から発射するタイプは28年、航空機から発射するタイプは30年からの部隊配備をめざすという。

 「島嶼防衛用高速滑空弾」は変則的な軌道が特徴で、上下の高度変化があり、予測困難な動きを見せる。26年から同部隊に配備予定で、能力向上型は30年代頭の配備をめざす。
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