FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝でフランスのエース、キリアン・エムバペ(23)が、アルゼンチンの「神の子」リオネル・メッシ(35)と激突する。決戦を前に、両者を巡る話題が沸騰している。
史上最高の選手メッシが最後のW杯で唯一手にしていないタイトルをつかむと願うファンが多い中、エムバペは「史上最高の選手はクリスティアノ・ロナウドだ」と断固とした姿勢で臨むという。そう証言するのは、パル・サンジェルマンからライプツィヒにレンタル移籍中のDFアブドゥ・ディアロだ。 エムバペをよく知るディアロは「エムバペはロナウドこそが史上最高の選手であり、アンタッチャブルな存在だと信じている。
それに同意しないヤツがいれば、最低1時間は討論をふっかけてくるだろう」と発言している。 エムバペは少年時代から熱狂的な「ロナウド・マニア」として知られている。つまりここでメッシに優勝されることは、メッシの競技人生がコンプリートされることを意味し、自分が信じるロナウドが史上最高の選手でなくなることにつながる。 エムバペにとっては、心酔する「ロナウドのためにも」というモチベーションが、連覇への力となりそうだ。