大阪府警によりますと、死亡したのは12月14日(水)の夜に覚醒剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕され、浪速警察署で勾留されていた40代の男性です。男性は、保護室の中で大声を出したり、頭を壁に打ちつけるなどの自傷行為に及んだりしたため、浪速警察署は▼16日(金)午前0時半すぎ~午前2時すぎ ▼17日(土)午前4時すぎ~午前7時前 の2回にわたり、ロープやベルト型の手錠などの「戒具」で男性の身体を拘束したということです。また、16日の午後4時すぎからは、男性を「特別要注意被留置者」に指定し、署員が交代で対面での監視を続けていたということです。

 しかし、2回目の身体拘束を解除してから約9時間後の、17日午後4時前、男性が署員の呼びかけに応じず、脈拍も確認できなかったことから病院に搬送。午後5時すぎには死亡が確認されたということです。

 男性の意識がないと判明した時点では署員2人が監視していたということです。また、男性は、水分は補給していたものの、警察が提供する食事を食べたのは、15日(木)の朝食が最後だったということです。
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