広島栗林良吏投手(26)が20日、マツダスタジアムでチーム大トリとなる契約更改を終えた。4200万円増の9500万円でサイン。大台の1億円到達はならなかったが、「1年間戦ってきたことを評価してもらえた。すごくうれしい」と言葉に力を込めた。

 プロ1年目の昨季はセーブが可能な状況で失敗なしの37セーブ、防御率0・86で新人王に。オフには3700万円増の年俸5300万円で契約更改し、2年目の年俸としては球団最高額を手にした。

 今季も31セーブ、防御率1・49と抜群の安定感を誇り、DeNA山崎(15、16年)に次いでプロ入り2年連続30セーブ以上を達成。ただ、重要なゲームでの失点もあり「納得のいくシーズンではなかった」と満足せず、来季へ表情を引き締めた。

 2年目を終えて計101試合登板で68セーブ。残り32となった通算100セーブにプロ3年目で到達すれば、年数に限れば日本人最速となる。試合数の日本球界最速100セーブとなる03年中日ギャラード148試合の更新も視野に入る。(金額は推定)