>>242
言うて大学のオンライン化は東工大の名誉教授も提言してたりするで

https://toyokeizai.net/articles/-/541116?page=2
橋爪 大三郎 : 社会学者、東京工業大学名誉教授

大学入試を廃止しよう

まず登場すべきなのは、オンラインを基本にする高等教育です。よりすぐりの教員を揃え、オンラインで展開すれば、これまでの中途半端な通信教育や、マンネリの従来型の大学より、ずっと質の高い教育ができる。必要なら、サテライト教室にチューターを配置して、つまずきそうなところをサポートしてもいい。

金のかかる大学のキャンパスは要りません。リアルタイムでズーム接続してもいいし、録画で繰り返し視聴できる。働きながら学ぶこともできる。学費は劇的に下がる。学生にとっても親にとっても、とてもうれしい。

大学改革を、大学に任せてはダメです。教育は、保守的な現場です。放っておいたら改革など起きません。今でも基本は明治時代のままです。

入学試験は必要か。教室の収容人数に上限があるから入試があったのですが、オンラインなら必要ない。大学入試がなければ、高校は本来の教育に専念でき、塾も予備校もいらなくなる。小中学校も変わります。高校入試も、とっくの昔に廃止しなければいけなかった。96%が高校に進学しているのに、なにを考えているのか。

オンライン化して、入試をなくせば、大学に行き損ねた現役世代の人びとも、オンデマンドでいつでも高等教育を受けられます。しかも、安く。リストラや配置転換になっても、1~2年しっかり勉強すれば、スペシャリストとして新しい職場で働けるでしょう。

IT革命で、これから多くの職種がなくなります。ひとつの会社で定年まで勤め上げるなんて、もう無理です。5~10年に一度は職場が変わることを織り込んで、人生を過ごさなければならない。それに相応しい再教育の機会を、すべての人びとに安く開いておかないと、みんなが困るのです。