0001それでも動く名無し
2022/12/26(月) 06:20:09.70ID:R7PGyFjZ0根っからの捕手気質なのだろう。阿部コーチは現役時代に2000試合以上でマスクをかぶり、8度のリーグ優勝、3度の日本一を経験。バッテリーのこととなると、言葉は熱を帯びた。
「こっちの(ベンチの)指示待ちみたいにならないでほしい。捕手がグラウンドの司令塔なんだから。『こうしておけば怒られないんじゃないか?』じゃなくて、極端にいえば、『もう勝手にやっちまえ!』ってくらい大胆にね」
現在は後継者として大城、小林らが奮闘しているが、同じベンチからのサインを見るのでも、首脳陣の顔色をうかがいながら、どことなく自信なさそうにプレーしているように映る時があるという。捕手が堂々としていなければナインにも動揺が伝播し、やがて相手につけ込む隙を与えるということだ。
打者目線でも、伝えたいことがある。2000安打&400本塁打を達成したように、攻撃面でも超一流の実績。当然、厳しいマークにも遭ってきたが、それが守備時の引き出しを増やすことにつながった。
「意表をつく、裏をかくことが大事だし、相手が嫌がるようなことをもっとやっていかないと。配球に教科書なんてもともとないんだけど、『教科書通りになるな』『型にハマるな』と」
経験の蓄積がモノを言うポジションではあるが、発想力も重要。正面突破だけでは、ヤクルト・村上を筆頭にした他球団の猛者たちを封じることはできない。
「小林なんかは、こっちが見てても、『お?』っていう配球ができるようになってきてる。相手がビックリするようなね。(攻め方に)正解はないというか、抑えたり、チームが勝てばそれが正解」
阿部時代の後、絶対的正捕手はまだ現れていない。原監督が掲げるセンターライン強化に向けても、最重要ポイントになるだろう。
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