若き三冠王が凱旋(がいせん)の誓いだ。タイトルラッシュで今季のプロ野球界を席巻したヤクルト・村上宗隆内野手(22)が26日、出身地の熊本市内で開催された母校の熊本・九州学院OB会主催の「タイトル受賞祝賀会」に出席。約330人の出席者を前に「来年もキャリアハイを目指して頑張りたい」と宣言した。

 今季は日本選手最多のシーズン56本塁打と史上最年少での三冠王、プロ野球新記録の5打席連続本塁打などを達成。ただ心残りはオリックスに敗れて逃した2年連続の日本シリーズ制覇だ。そんな村上は会場にいた同校OBで先輩のオリックス・小田に来季目標の一つは「日本一奪還」と「挑戦状」。「小田さんがいますけど、この場を借りて言わしてもらいたい」と雪辱を誓った。