ロッテが巨人を今季限りで退団したグレゴリー・ポランコ外野手(31)を獲得したことが27日、明らかになった。近日中に発表される見通しとなった。

 ポランコはパイレーツで活躍しメジャー通算96本塁打98盗塁の実績を引っ提げ巨人に入団。来日1年目は主に中軸を担い、中心打者として138試合に出場。打率・240、24本塁打、58打点をマークした。ロッテは来季、ポランコがNPB2年目となり、日本球界にも慣れて、活躍できると判断した。

 巨人では主に右翼を守ったが、来日1年目は不慣れな守備でやや難もあったが、指名打者制のあるパ・リーグでは打撃に専念でき、パ・リーグ向きとの声もある。今季は主にDHを担ったレアード、マーティンが打撃不振だった。ポランコがDHを担えば、持ち味が発揮される可能性は十分とみている。

 山口、安田、藤原ら強打者育成に全力を尽くしているが、ポランコの入団で若手野手に好影響がでると見られる。ロッテはメルセデス投手に続き、巨人退団者から2人目の獲得となった。