彡(゚)(゚)「今日は…やきうが…」
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ワイ「無くて暇やな…せや!魔法でワイの理想の世界にしたろ!」
ワイ「これをこうして…ワイは…うん、よし、こんな感じやな…」 ~~~
朝起きて、いろいろと支度をしてスマホのニュースを見る。
そこには信じられないニュースがあった。
テル「えっ…マキが…結婚?」
俺は自分の目を疑った。
だって昨日までマキは…俺と… 何かの間違いだろうか。
近くにいたチームメイトに聞いてみたが、
「結婚したらしいな!大学から付き合ってたみたいやね」
「テルも早く相手見つけなきゃだな」
などという反応だった。
誤報だったとか、そういう話は無いみたいだ。
でも…そんなはずはない。
俺は勇気を出してマキに電話をかけることにした。 マキ『おー、テル、おはよう』
テル「おはよ…あのさ、ニュース見たんやけど…」
マキ『ああ、前も話した人だけど、そんな感じになりました』
テル「前…?」
マキ『クリスマスプレゼントとか相談したじゃん、忘れた?』
テル「んん…そう…だったかな…」
クリスマスは俺ら一緒に過ごしたやろ…
マキ『式、すぐやる予定だけど、先にテルに二人で挨拶したいんだよな』
テル「あ、ああ…わかった…」 数日後。
本当に驚くべきスピードで式が準備されているようだった。
その合間に、俺は初めて、マキとその女性と3人で会うことになった。
披露宴のリハーサルの休憩時間だった。 マキ「お!テル!来てくれてありがと」
あまり似合っていないタキシード姿のマキと、ウエディングドレス姿の女性が待っていた。
テル「おう、なんか、久しぶりやな」
ワイ子「テルさん、はじめましてやで」
マキ「あ、これが嫁の、ワイ子です」
テル「あ、どうも、はじめまして…」
ワイ子「うちの人がいつもお世話になっとるみたいやな、サンガツやで」
綺麗な顔立ちでスラッとした体格の、不自然な関西弁を喋る女性だ。 やはり何かがおかしい…確かめなければ。
テル「二人の馴れ初めは大学…でしたっけ」
マキ「まー、そこら辺は知っての通りというか…まあ」
いや、全く知らんけど…
ワイ子「ずっと応援しとったんやけど、この人から声かけてくれたんよ」
マキ「へへ、それで付き合ってから、気持ち的にいろいろ支えてくれたというか…」
ワイ子「この前やっとプロポーズしてくれて、ぐう幸せやで」 テル「そうだ、クリスマスはどこか行かれたんですか」
ワイ子「みなとみらいのホテルでディナーコース食べたで」
マキ「そうそう、あそこよかったなあ」
嘘や。俺ら一緒に泊まったやん。
テル「ワイ子さん、趣味とかは?」
ワイ子「そらスポーツ観戦よ」
テル「応援してるチームはあるんですか?」
ワイ子「いや変な質問しないでや~他のとこ言ったらこの人怒るんやから」
マキ「はは、こいつ結構スタジアムも来てくれててさ」
何かとんでもない茶番を見せられている気持ちになる。
でもマキはこんな平気な顔をして嘘をつくような人じゃない。絶対。
だとすれば何か隠してるのは、きっと、マキじゃなく… マキ「ちょっとトイレ行ってくるわ、なんか二人話合いそうだし、仲良く話しててよ」
テル「おう、行ってらっしゃい」
ワイ子さんと二人きりになる。
大きな式場の控室。
今日はまだ式はやっていないようで、静かだ。
ワイ子「それにしても今日はありがとうやで、当日も来てくれるんか?」
テル「あの……あなた、何者なんですか」
ワイ子「え?あの人の結婚相手ですけど…」
テル「いや、ほんま、何したんすか…だってあいつが付き合ってるのは」
ワイ子「え…?」
ちゃんと言おう。決着をつけよう。
テル「俺ですよ」 ワイ子「ちょ…え…そんなこと…」
ワイ子さんは急に立ち上がり、辺りを見回しながらボソボソつぶやいている。
ワイ子「大学同期、家族、同じチームだけの記憶改変やと足りんかったんか…」
ワイ子「一応女の記憶は全部消してから作り直したんやけどな…そのパターンか…クソ…」
ワイ子「まあええわ…こいつだけならここで消せば…」
彼女はおもむろにウエディングドレスのスカートを破き、足を出す。
そしてバーカウンターのワインボトルを持ち出し、
カウンターの端に叩きつけて割り、尖った凶器を手にした。
ワイ子「すまんな、ここで死んでもらうやで」
ワイ子さんは俺に飛びかかってきた。 ワイ子「おら!死ね!」
俺も立ち上がり、大振りされた凶器を避ける。
テル「やっぱり、何かしたんすね」
逃げても仕方がない。
俺が後ろに回ると、振り向いてまた凶器を振り回して向かってきた。
突き出してくるのをまた避ける。
そして彼女が右手を再び振り上げて、頭を狙っているのだろう。
それを振り下ろす前の瞬間に、俺が手首を掴んだ。
ワイ子「くっ…」
足をかけて体制を崩したところで掴んだ手を後ろに回し、床に体を押し付けた。
手首を掴む力を強くして、そのままボトルを奪って遠くに投げる。
スポーツ以外でこんな力の使い方をするのは嫌だったが、やむを得なかった。 テル「もう抵抗できないっすよ…何か…記憶を変えたみたいなこと言ってましたね」
ワイ子「ワイが全部悪いの、全部悪いの…」
テル「勝手にそんなことするなんて…最低ですよ。警察に行きましょう」
ワイ子「お願いです…謝るから謝るから謝るから!お願い…ウッウッウッ」
テル「謝ってもこんなこと…というか、まずみんなの記憶を戻してくださいよ」
ワイ子「ここの窓からジャンプしたら死ねるから、死んだら許してね!」
テル「いい加減にしてください!」
彼女がヒステリックに騒ぎ出すので、上からかける力を強くして黙らせる。 テル「いいから、早く全部戻して、このまま潰せますよ」
ワイ子「はい…」
するとワイ子さんの姿かたちも変わり、どこにでもいそうな感じの男になった。
ワイ「全部…戻しました」
テル「これ、もしかしてまた同じことしたりできるん?」
ワイ「いえ…一人一度きりしか使えない禁術やで…」
テル「そんなことを…なんで…」
ワイ「ワイちゃん寂しかった!お金と将来性のある男に寄生したかったの!」
テル「そんなことしても…あなたの人生じゃないですよ」
ワイ「ううっ…グスン」
テル「戻してくれたら俺はもういいんで…警察とかはいいんで、もう帰ってください」
ウエディングドレスから着替え、普通の服で帰っていく彼を見送った。 それと入れ替わりに、マキが戻ってきた。
マキ「あれ?俺おかしくなったかな…なんでこんなとこ…あれ?テル?」
テル「ああ、マキ、おかえり」
マキ「ここ…式場だよな?なんで?」
テル「まあいろいろあるんやけど…あのさ、ひとつ質問してええ?」
マキ「なに?」
テル「俺とマキって、今どんな関係?」
マキ「え、そんな、恥ずかしいな…」
テル「いいから、聞きたいねん、答えて」
マキ「その…付き合ってる、恋…人」
テル「だよな、そうだよな」
たまらず俺はマキに抱きつく。
前より固く。離さない。
マキ「ちょちょちょ、どうしたの、というか俺たちもう結婚式すんの?」
テル「ちゃうけど…いつかは開くかもな」
マキ「ええ?へへ…それはいいかも…」
マキの体の温かさを感じる。
帰らなきゃいけないのは分かっているが、もう少しこのまま。 END
※全て本当にガチのマジでフィクションなので
実在の人物や出来事には一切全く関係ありません。 ワイは風間とチワワ秋山が出とった話しが1番笑ったんやが
ワイ子がドレス着たおっさんで草 >>20
村上ローカルニュースでくまモンといちゃいちゃしとったで >>28
ほんまやかわヨ
でも大晦日には戻らなあかんの気の毒やな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています