独特の感性とこだわりも、仲地の魅力の一つだ。指名直後にテレビで流れた大学での練習風景に目がとまった。
左手にはミズノ社のグラブをはめていたが、一昔前に流通した「ビッグM」と呼ばれるラベルのクラブを練習用に使っていた。
用具メーカーも年々技術改良を進め、最先端のグラブも発売されている中、なぜ平成に流行した同社のラベルがここにあるのか?

仲地に聞くと「(ビッグMのラベルは)おじさんが使ってて、かっこいいなと思って、ネットで探しました」。さらに驚くのがその入手方法だ。
自らフリマアプリ「メルカリ」で探し出し、硬式用のグラブがなかったため、軟式用を約3万円で購入した。
まさか出品者も、将来のプロ野球選手に販売していたとは思わないだろう。軟式用とはいえ、型崩れもしておらず、高品質のグラブに本人は大満足。
「いいものはいい」と、我が道を進めるのも、仲地の魅力なのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/51a026840d083ac713d47dcbd085b300dd615472