2022年、映画業界では『ONE PIECE FILM RED』、『トップガン マーヴェリック』『すずめの戸締まり』と、興行収入100億円を突破する大ヒットが3本も出た。
コロナショックから回復傾向にある中、作品のポテンシャルが口コミでの拡散につながり、ロングランヒットになっている映画がある。
インド映画の『RRR』だ。

10月21日の公開から2ヶ月で累計動員約30万人(12月26日までの67日間)、興行収入4.5億円を突破。
配給会社ツインによると「弊社が配給した作品では、これまで韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の3億1000万円が最大のヒット作だったのですが、それを大きく超えました」と同社の古田雄揮さん。
さらに、『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1995年、日本公開は98年)の興収4億円を超え、『RRR』が日本で最もヒットしたインド映画になった。
100億円越えの作品に比べたら、4億円なんて大したことないと思うかもしれないが、日本ではなかなかヒットに恵まれないインド映画で、4億円も稼ぐことがどれほど異例なことか。

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