0001それでも動く名無し
2022/12/30(金) 13:10:04.69ID:qB5+FSQF0今年3月に発表された21年度の決算は約32億円の赤字。過去最大だった一昨年度(約50億円の赤字)からは改善したものの、コロナ禍で落ち込んだ本場所の入場料収入は完全には回復していない。八角理事長(元横綱北勝海)は「収益構造の改革」に注力。22年度は17億~20億円程度にまで赤字額を圧縮し、来年度の黒字化を見込んでいる。
その具体策は入場料収入に依存しすぎない収益構造への転換だ。昨年から公式ファンクラブを開設し、年会費33万円の「横綱コース」から月会費550円(いずれも税込み)の「幕内コース」まで5コースを設置。今年はオフィシャルパートナーの制度を開始し、大手飲料メーカーなどが契約を結んだ。「ファン感謝祭」もその一環で、グッズ類などの商品開発にも力を入れている。
協会関係者は「入場券収入以外の収益を確保していけば(観客が)元に戻った時に黒字幅も大きくなる。将来的には十数億円の利益が出る構成にしていく計画」と青写真を描く。ただ、収益源が多様化しても、本場所が大きな柱であることは変わらない。土俵に目を向けると、コロナ禍の収束だけでは解決しない別の問題が浮かび上がってくる。