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喜多ちゃん「ひとりちゃん、みんなでカラオケに行きましょ」ぼっち「」
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0001それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:07:13.91ID:KAOcPXaLr
喜多「さっきクラスの友達と行く約束しちゃったんだけど、
一緒にどうかしら?
みんな文化祭ライブで、ひとりちゃんのことも知ってるみたいだし」

ぼっち「むむむむむりです、そんな、か、カラオケなんてっ…
そんな陽キャの巣窟にわたしが、い、行くなんて」

喜多「ええ…陽キャの巣窟って…、カラオケなんてみんな普通にいかない?」

ぼっち「そ、そそそれに私、そもそも歌は苦手で…へ、下手だし…」

喜多「大丈夫よ、わたしがちゃんとフォローしてあげるから、ね?ひとりちゃん」

ぼっち「は、はひ…」
0002それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:07:53.94ID:KAOcPXaLr
カラオケ

友達1「何歌うー?」

友達2「最近出た新曲歌いたい、私からいい?」

喜多「ひとりちゃん、どうする?何か一緒に歌う?」

ぼっち「やややはっぱり私、歌は…、下手だし、は、恥ずかしくて…」

喜多「ええ、そんなことないわよ、ひとりちゃんあれだけギター
弾けるんですもの、歌が下手なんてこと」

ぼっち「そ、そうだ、皆が歌うリズムに合わせてタンバリン鳴らして踊り狂う
ので、歌だけは勘弁をっ…あ、あははっ!」

喜多「いやそっちのほうが恥ずかしいと思うんだけどっ!?」
0003それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:08:05.74ID:Io00pK4C0
原作の後追い
0004それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:08:27.78ID:KAOcPXaLr
……

友達1「カラオケ楽しかったねー、それじゃーね喜多ちゃん」

友達2「後藤さんもまたねー」



喜多「ごめんねひとりちゃん、そこまで歌うのが嫌だったなんて…、みんなと
仲良くなるいい機会だと思ったんだけど…」

ぼっち「い、いえ…け、けど、喜多ちゃんやみんなの歌が聞けて楽しかったです。
カラオケ店も初めて行っていい経験になりましたし…」

喜多「ほんとにごめんなさい…それじゃまた明日」

ぼっち「え、ええ、それじゃ」

…………

喜多「(今日はひとりちゃんに悪いことしちゃったな。最後まで歌わなかったし…)」

喜多「(ひとりちゃん、普通にしてると声もキレイだし、細かい音の乱れを聞き分けて
音感もすごいし、歌が下手なんてことないと思うんだけど)」

喜多「(お家でギター練習したりするときとか、歌ったりしないのかしら…)」
0005それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:08:45.57ID:KAOcPXaLr
ぼっちの家

ぼっち「ふう、今日は疲れたな…少しギターひいてから寝ようかな」

ぼっち「何弾こうかな、そうだ、
動画サイトにアップするための最近の売れ線の曲を…、……いや」

ぼっち「(…)」
0006それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:09:13.60ID:KAOcPXaLr
ぼっち「…」ジャーン

ぼっち「…できれば、世界を 僕は塗り替えたい」ボソ

ぼっち「戦争をなくすような、大逸れたことじゃない…

だけどちょっと、それも ある よな…」

ふたり「あれ、おねーちゃんがギター弾きながら歌ってる、
それよく歌ってない」

ぼっち「うん、おねーちゃんが好きなバンドの曲なんだ。
ふたりも一緒に歌う?ふたりの好きな曲でも」

ふたり「ううん、ここでおねーちゃんのお歌聞いとく」

ぼっち「そっか…、」

ぼっち「…俳優や 映画スターには 成れない
それどころか… …、」
0007それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:09:32.31ID:hxOLbICma
お前ボーカルちゃうんか
0008それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:10:12.11ID:KAOcPXaLr
ぼっち「…心絡まって ローリング ローリング
凍てつく地面を 転がるように 走り出した」

ふたり「おねーちゃんってお歌はそんなに、上手じゃないよね」

ぼっち「は、はは、そうだね」

ふたり「……けど、おねーちゃんのうたごえって、キレイだね」

ぼっち「そ、そう…、かな…」

ふたり「うん、ふたりは、おねーちゃんのギターも、お歌もすきだよ」

ぼっち「…そっか」



ぼっち「理由もないのに 何だか 悲しい」

ぼっち「泣けやしないから 余計に救いがない

そんな 夜を温めるように 歌うんだ」


おしまい
0009それでも動く名無し
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2022/12/30(金) 22:10:23.20ID:pnhTcyqb0
カラオケにて
喜多「実は友達来るってのは嘘なの、嘘ついてごめんね?」
ぼっち「でもなんで、」
喜多「ふたりでたくさん遊びたくて、」
喜多の手がぼっちのスカートに向かう
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