高級車、タワマン、ブランド品……高価なものを身につけて気づいたこと

 若い頃に高価なものを身につける。これは単なる浪費か、それとも意味のあることなのか?――僕は後者だと思います。

 入団した直後、僕は1300万円の車(メルセデスベンツS500)を購入しました。これが僕の愛車史上最高額なんですけど、契約金や年俸とか、それまで体験したことのない金額を手にしたわけですし、車にも興味が高まる年頃。高級車の良さを知りたくもありましたからね。

タワマンについては、そろそろ持ち家にしようと思って一軒家かタワマンか迷ってたんです。一軒家は住んでたことあるけどタワマンは経験ないので、一回住んでみたわけで。確かに高層階(40階)の眺めはいいし、セキュリティもバッチリ、ホテル並みの至れり尽くせりの設備です。

 ただ、これは僕には合わなかったですね。住んでまず実感したのは、「時間の浪費が多すぎる」。家の玄関を出てエレベーターで下まで降りて、駐車場で車に乗って、マンションの敷地の外まで行くのに10分以上かかるんです。
混雑する朝の通勤時間帯には30分くらいかかることもざらでした。こういうのって住んでみないとわかりませんよね。結局、4年住んで普通の戸建てに引っ越しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3950f31b3f1f1fdbc2a96e2af704d39caba19679