石井監督にはGM時代の19年シーズン終了後、当時の平石洋介監督(今季から西武一軍ヘッドコーチ)に対し、チームを前年の最下位から3位に導きながらも一軍監督の契約延長オファーを出さなかった経緯がある。

 平石氏の退団直後には「僕の中では3段階に分けたら(3位)はBクラス」と口にし、波紋を広げたのは記憶に新しい。こうした前歴もあって、石井監督にはSNSやネット上の間から「あの時の言葉は一体何だったのか」など厳しい声が沸き起こっているのが現状だ。

「そういう厳しい意見も承知の上で、石井監督はここまで4年間没頭し続けてきたGM職から離れ、指揮官のみに絞る一大決心をしたのだろう」と前出の関係者。石井監督にとって就任3年目は、チームに10年ぶりのパ・リーグ優勝ならびに日本一を呼び込むための「勝負の年」となる。

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