0001それでも動く名無し
2023/01/07(土) 19:16:34.51ID:RZBsCCbr0「1年目のキャンプで今まで通りの調整を続けてきたんです。いつもなら春先に、ここから調子が上がるだろうと思っていたのが上がらなくて“なぜだろう”と思っていた。チームドクターにも見ていただいたのですが、原因がわからないまま、野球を続けました。ずっと調子が上がらなかったのですが、3年目に肩肘を痛めて精密検査を受けたら、肩甲上神経麻痺だとわかったんです。
肩甲上神経は、肩の動きで大切な役割をする棘上筋と棘下筋をつかさどる神経ですが、ここがマヒしていた。このあたりにガングリオン(コブ状の腫瘤)ができて、神経を圧迫した可能性もありますが、正確なところはわかりません」
違和感があり、成績も上がっていなかったのに、それを3年間放置していた。それが、加藤の野球人生にとっては致命傷になった。
「1年目に違和感があったときに僕自身は気づいていたのですが、自分でストップをかけられなかった。入団1年目でもありましたし。
もしガングリオンなどが見つかったとしても、早い段階で手術で除去すれば2、3カ月で治ることもあります。ただ3年間放置した後では、すでに長い期間、神経を圧迫していた。手術したとしても『治る確率は5%だよ』と医師に言われると、僕はメスを入れる勇気はなかったんです」
加藤は毎年数試合に投げるものの、結果が出ない日々が続いた。
https://number.bunshun.jp/articles/-/856092?page=2