勇者「……ということで誰かいないか」
受付「うーん魔王の城にいくんでしょ?そんな高レベルな人は居ないわよ」
盗賊「へへ、勇者さん。なんかお困りかい?」
勇者「ああ。魔王の城に入るには仲間が3人必要なんだ。……なあ雇われてくれないか?」
盗賊「ええ!?冗談じゃねぇや!魔王の城になんか行ったら死んじまうよ!」
勇者「だよね……無理言ってすみません」
受付「……昔は蘇生魔法と言うのがあって多少の死人が出ても問題なかったんだけどね。今は禁呪扱いだし死なずに高レベルの人なんてあなたくらいよ」
勇者「そうですか……」

勇者「参ったな……1から育てても10年くらいかかるし……どこかにいないかな」
魔法使い「……貴方が仲間を探している勇者ね」
勇者「君は?」
魔法使い「私は魔法使い。レベルは29よ。地元じゃ有名なんだから」
勇者(29……うーん……いける……いけるか?ギリ行ける気がする……)
勇者「……仲間になってくれるのかい?」
魔法使い「ええ!その代わりちゃんと護ってよね!」

しかし……

勇者「あ、だめそこの床は
バリバリバリバリ
魔法使い「ギャッ    」
勇者「なんてことだ……ダメージ床を踏んだだけで死んでしまったぞ」