弟子「一体どういうことでしょうか」

ブッダ「弟子よ、お前は"家"というものが存在すると考えているか」

弟子「師匠、私は"家"が存在すると考えておりますし、その中で暮らしております」

ブッダ「では弟子よ、私が指を指す方を見なさい。そこには何が見える」

弟子「何の変哲もないただの木の家でしょう」

ブッダ「弟子よ、お前はこれを"家"と呼ぶのだな」

弟子「それ以外になんと呼べばよろしいでしょうか、師匠」