■大学進学に向け勉強

 山上容疑者は170日間、大阪拘置所で、どんな「獄中生活」を送っていたのか。

「読書と勉強をしていました。親族とは手紙でやりとりをしていて〈こんな本を読んでいる〉と書いてあったそうです。漢和辞典や英和辞典を差し入れてもらい、英検1級の問題集にも取り組んでいた。
将来、社会復帰したら、経済的な理由で断念した大学受験にチャレンジするつもりのようです。山上容疑者に同情したのか、〈大学進学の際の費用に使ってください〉と現金を差し入れた一般人もいました。現金書留で数十万円を送ってきた人もいます」(山上容疑者を知る関係者)

 差し入れは菓子類が一番多く、衣類も山のように届いた。

「拘置所近くの差し入れ専門店からオンラインで注文する人が多かったため、同じ商品が随分、届けられました。
山上容疑者のことを『彼』と呼ぶ女性からの手紙や、〈自分の気持ちを伝えて欲しい〉といった内容のラブレターも数通、届いていると聞いています。
拘置所内は冷暖房を完備していますが、11月、本人から『ユニクロのヒートテックのような冬物の服が欲しい』というリクエストがあり、約2万円分の衣類が差し入れられたそうです」(知人)

 拘置所での生活と裁判の行方について、弁護団の一人、小城達弁護士がこう言う。

「詳しい様子は話せませんが、元気で体調面の問題はありません。起訴もまだですし、裁判がいつ始まるかは全く分かりません」

 初公判は半年以上先になるとみられ、判決が確定するまで数年かかる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/be02cb7cfb999e33005d2ce9c8e7a6c74d1535e5