0001それでも動く名無し
2023/01/15(日) 02:30:57.36ID:ZdA2+TNV0数本の吸い殻が入った缶もあれば、ぎっしりと隙間なく詰め込まれたものも。飲み口からは取り出せず、金切りばさみで切り開く。作業室に置かれた直径50センチほどのザルは、吸い殻ですぐに山盛りになって異臭を放つ。この日も午前中だけでザルが何度も満杯になった。
工場は、障害者雇用に取り組む「障がい者つくし更生会」(同県大野城市)が、春日大野城衛生施設組合の委託で運営する。大野城市や春日市で回収した不燃ゴミを処理し、缶やビンは1日約10トンを搬入する。
吸い殻などの入った缶は1か月平均で約4700缶に上り、電池やライター、使用済みマスク、インスリン投与の注射針も出るという。電池は火災、注射針は感染のリスクがあり、作業は気を抜けない。異物が入ったままではリサイクルが難しいこともあり、約2年前に手作業で除去を始めた。
男性社員(56)は「安易な気持ちで捨てているのだろうか。処理に手間がかかることを知ってほしい」と話す。