子牛の価格暴落、1頭たったの1100円…「三重苦」に悩む酪農家
https://www.asahi.com/articles/ASR1F6K8PQDTTLVB005.html

熊本空港に隣接する熊本県家畜市場に、大人の腰までほどの大きさの子牛がひしめいていた。

セリ人の声が市場に響く。

「ホルス(タイン)の雄、1千円からです。1千円……」

「ほか、いないですか。1千円」

値段を引きあげる声は聞こえないまま、ひもで引かれてセリ場に出てきた子牛の値段が、10秒ほどで決まっていく。