>「日本痛風・核酸代謝学会」が編集した「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版(2012年追補ダイジェスト版)」によると、痛風の食事療法として1日400ミリグラムを目安にしたプリン体の摂取制限が推奨されています。また、食品100グラム中のプリン体含有量が300ミリグラム以上を「極めて多い」、200〜300ミリグラムを「多い」と分類しており、具体的な食品としてレバー類(210〜320ミリグラム/100グラム)、白子(300ミリグラム/100グラム)、一部の魚介類 エビ、イワシ、カツオ(210〜270ミリグラム/100グラム)が挙げられています。これらと比べるとイクラのプリン体含有量は極めて低く、100グラム中に含まれるのはわずか3.7ミリグラム。前述の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、プリン体の含有量に応じて食品を4つのランクに分類しており、イクラはもっともプリン体の少ない「50ミリグラム以下・極めて少ない」に該当するのです。

はえ〜