【イスタンブール共同】トルコが国連に求めた国名の新表記「Turkiye」(トゥルキエ)が欧米諸国に広がってきた。昨年6月に国連が受け入れ、国連機関や北大西洋条約機構(NATO)で使われ出した。慎重だった米国務省も今年に入って採用。普及の背景にはロシアとウクライナの仲介で存在感を増すトルコへの配慮がにじむ。

 トルコはブランド力を高めるためとして、国名の英語表記を「Turkey」(ターキー)からトルコ語のトゥルキエに変え、国連加盟各国にも使用を求めた。英語のターキーには七面鳥のほか、侮蔑的な意味もある。