0001それでも動く名無し
2023/01/19(木) 07:14:39.59ID:0gutssit0１２球団監督会議が１８日、東京都内で行われ、昨年１２月に就任した榊原定征コミッショナーが、セ・リーグのＤＨ制導入や引き分け試合の是非について問題提起したが、座長を務めた阪神・岡田彰布監督（６５）が次々と球界に物申した。ＤＨ制は「監督が楽すぎる」として反対を主張。延長１５回制に戻すことなどにも反対する意見をズバズバと述べ、監督１２人による議論をリードした。新型コロナの影響でオンラインだった監督会議は３年ぶりに一堂に会して開催され、ＮＰＢがルールなどを説明した。
１２球団最年長、６５歳の岡田監督が“球界のご意見番”となった。「座長というか司会。年齢が上なだけ」と照れながらも、見事に仕切った。榊原コミッショナーが「プロ野球の魅力向上」というテーマで議論を求め、大きな議題は２つ。岡田監督は１１人の指揮官への問題提起を進めつつ、みずから次々と明確な意見を投じた。
〈１〉セ・リーグのＤＨ導入 「俺はずっと反対」。阪神のほか、オリックスでも２年間プレーし、３年間監督も務めた。経験も踏まえ、理由を即答した。
「監督が楽すぎる。（パ・リーグは）ちょっとつまらんように感じたな、選手の時も監督の時も」
投手の打席、打順を考えた采配もセの見せ場。「（交代時に）打順をシャッフルしたり（打順が）ピッチャーに回るとか回ってこないとか（ＤＨ制では）そんな醍醐味がちょっとないよな」。采配、戦術で野球を面白くするのもプロの監督の仕事だと主張。賛成派は少なかったという。
〈２〉引き分け コロナ禍の２０、２１年は９回打ち切りで引き分けが激増し、「決着を見たい」という声が高まった。昨季から延長１２回制に戻ったが、１５回制、無制限も案として挙がる。しかし、岡田監督は「引き分けも戦術のうち。（ペナントレースは）勝率の勝負だから」とキッパリ。「１２回くらいでいい。今はピッチャーの負担とかも言うわけやから」とし、延長無制限では公共交通機関を利用して来場するファンが困る、という理由も挙げ現状維持に一票を投じた。
タイブレークの導入も議論の対象になったが「反対って言った。アマチュアに倣うのは、ちょっと違う。もし、やるなら、プロとして、何かもっとすごいことを考えた方がいいんじゃないか」と投げかけた。
１１年ぶりの球界復帰だが「知ってる人ばっか」と堂々と座長を務めた。（安藤 理）
◆指名打者（ＤＨ）制度 セ・リーグに人気面で劣っていたパ・リーグが攻撃の活性化の狙いで１９７５年にスタート。２０１９年の日本シリーズでソフトバンクに４連敗した巨人・原監督が「ＤＨ制で相当、差をつけられている感じがある」とセでも導入することを提言。２０年１月の１２球団監督会議でも話題に出たが、反対球団もあり、実現しなかった。同年の日本シリーズでは、１９８５年（阪神―西武）以来、２度目の全試合ＤＨ制を採用したが、再び巨人は４連敗。そのオフ、巨人・山口オーナーがセ・リーグ理事会で再提案していた。メジャーでは７３年にア・リーグでＤＨを採用。２０年にコロナ対策でナ・リーグでも暫定的に導入され、昨季から正式に両リーグでＤＨが用いられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b296db6e3b20c72eef53d714e942826079f8c754
