東京・狛江市の住宅で90歳女性が住宅で両手を縛られ死亡 警視庁が強盗殺人で特捜本部

 東京・狛江市の住宅で90歳の女性が両手を縛られ死亡しているのが見つかりました。警視庁は特別捜査本部を設置し、強盗殺人事件として捜査しています。発覚のきっかけは千葉県警から入った強盗に関する情報でした。

 19日午後5時20分ごろ、狛江市駒井町の住宅の地下1階で大塩衣興さんが両手首を結束バンドのようなもので前に縛られ、顔面から血を流して倒れ、意識のない状態で見つかりました。大塩さんはその場で死亡が確認されました。

 現場は多摩川の土手沿いに建つ地上2階、地下2階の2世帯住宅で、大塩さんは息子夫婦と孫2人と暮らしていました。

 警視庁によりますと、発覚のきっかけは千葉県警から警視庁に入った、現場の住宅が強盗などに狙われているという情報でした。

 連絡を受け、警察官が大塩さんの家族とともに住宅の中に入ると、1階と2階が物色されていて、地下を調べたところ、大塩さんが見つかったということです。

 警視庁は特別捜査本部を設置し、強盗殺人事件として現場の状況を詳しく調べています。

 関連は不明ですが、関東では3人組の男による緊縛強盗が相次いでいて、多摩川の対岸の川崎市では9日に70代の女性が手足を縛られるなどして現金や貴金属が奪われる事件が起きています。

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