関西を拠点に活動する吉本興業所属のお笑いコンビ「コウテイ」が今月をもって解散することが20日、分かった。今後については、ボケの下田真生(29)はピン芸人として活動。体調不良のため休養中のツッコミの九条ジョー(年齢非公表)は回復を待ってピンで活動する予定だ。

 関係者によると、昨年12月に漫才の方向性の違いからコンビ間で衝突。話し合いを続けたが、関係修復に至らず「M―1グランプリ2022」の敗者復活戦も欠場していた。先輩芸人の1人は「もともとコンビ間で意見がかち合い、衝突することが度々あった。九条の考えに下田がついていけなかったのだろう。周囲も説得したがダメだった」と話した。

 同コンビは、2013年に結成。NSC在学中にケンカをきっかけに解散し、半年後に再結成。16年3月には再びコンビ仲の悪化により2度目の解散をするも10月に再々結成。今回で3度目の解散となる。

 20年にはABCお笑いグランプリで優勝を果たした実力派コンビ。先月29日に体調不良により休養を発表した際、九条は「また万全の状態で戻ってまいりますので皆さまにお会いできるのを楽しみにしております」とコメント。下田は「相方が療養期間に入りました!まぁ元気になって戻ってくると思います!」とエールを送っていたが、結局、溝は埋まらなかった。