ユヴェントスがセリエAで勝ち点「15」剥奪されることが決まった。

ユヴェントスはコロナ禍において経費削減を目指し、キャピタルゲインを偽造。セリエAの財務検察は選手の給与をおよそ9000万ユーロ(約126億5000万円)節約するために多くの財務違反を犯したと判断したようだ。

当初、FIGC(イタリアサッカー連盟)のジュゼッペ・チネ検察官はチームに対して勝ち点9の剥奪と、アンドレア・アニェッリ(※すでに辞任)、ファビオ・パラティチ(現トッテナム)らに対して資格停止を求めていた。

連邦控訴院はユヴェントスに15ポイントのペナルティを科すことを決定し、リーグ戦での勝ち点は22となった。連勝で3位にまで順位を上げていたが、10位にまで順位を落とすこととなる。また、幹部11名には制裁が下され、パラティチは30か月、アニェッリには24か月、パヴェル・ネドヴェド(※すでに辞任)には8か月の活動禁止処分が科された。一方で、調査対象となっていたサンプドリア、プロ・ヴェルチェッリ、ジェノア、パルマ、ピサ、エンポリ、ノヴァーラ、ペスカーラはすべて無罪放免になった。

なお、ユヴェントスはこの決定に対して上訴することができる。これらの決定の理由は、近日中に発表される予定だ。