40代の知人男性の自宅に押しかけるなどつきまとい行為を繰り返したとして、警察は南アルプス市の小学校に勤務する33歳の教諭をストーカー規制法違反の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、南アルプス市の市立小学校で教諭を務める袖野彩生容疑者(33)です。
警察によりますと、袖野教諭は県内に住む40代の知人男性に対して、今月、2回にわたり自宅に押しかけたほか、男性の車をみずから運転する車で追いかけ、つきまとい行為を繰り返したとしてストーカー規制法違反の疑いが持たれています。
警察は数か月前に男性から被害の相談を受けていて袖野教諭につきまといなどをしないよう、口頭で警告していたということです。
調べに対し、おおむね容疑を認めているということです。
警察は、一方的な好意が満たされず恨みを募らせていたとみて詳しいいきさつを調べています。

教諭の逮捕を受けて16日午後、南アルプス市教育委員会が会見を開き、去年9月ごろ、警察からの連絡で教諭のつきまとい行為を把握し、勤務する小学校は、教諭との面談を実施するなど指導を行っていたことを明らかにしました。
増山希世彦教育長は「みなさまからの信頼を損ねることとなり、誠に遺憾です。深くおわびを申し上げるとともに、再発防止に向けて全力を尽くし信頼回復に努めてまいります」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20230116/1040019031.html