「犯罪は増えていて凶悪化している」という誤解

刑法犯の認知件数は、昭和期は120万件から150万件で、平成元年には160万件台でしたが、急増し、平成14年に280万件を超えました。その後減少に転じ、平成30年には約82万件と、平成元年の半分、ピーク時から7割以上も減っています。
侵入窃盗(家に入って物を盗むドロボウ)は、平成元年の23万件から、平成30年には6万件余りにまで減少しています。
殺人、強盗などの凶悪犯は、昭和期には1万5千件から1万件、平成の初めには約6千件でした。平成前半に急増した後で減少に転じ、昨年は4900件になっています。