パチンコホールの倒産、過去10年で最多 「スマスロは期待外れ」の声も
1/24(火) 7:05配信
ITmedia ビジネスオンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/61e23bfa06af6beea1e3f15206118e5ffcbc72fa

 パチンコホールは大淘汰時代に突入か――東京商工リサーチの調査によると、2022年のパチンコホールの倒産は39件となり、過去10年間で最多を記録した。2010年の39件以来、12年ぶりの高水準となった。

 20年以降、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国のパチンコホールが休業を余儀なくされた。また、22年1月末には5号機が完全撤去。射幸性の低い6号機の稼働率低迷や遊技台の入れ替え負担などで、小・零細規模のホールの体力が低下していったことも要因だという。

 22年11月に、メダルなどが電子化された次世代機「スマートパチスロ(スマスロ)」が導入された。現行の規格より射幸性が高く、同業界が業況回復の“起爆剤”として大きな期待を寄せ、多くのホールが高額な遊技台やユニット、サーバーへの投資を実施した。
しかし、同社の調査によれば、「年末年始の書き入れ時には売り上げが増加したものの、期待したほどの効果はなかった」との声が多く聞かれたという。