左膝前十字靱帯(じんたい)再建術からリハビリ中の中日・石川昂弥内野手(21)が24日、術後に患部に着けていた装具が外れたことを明かした。病院で膝を曲げ伸ばしする筋力測定を受け、これまでは8割未満だった左脚の筋力が8割を超えたため。今後は装具ではなく、サポーターやテーピングなどを着けて練習を行うという。

 石川昂はこれまでも「左脚の筋力が戻ったら、できる動作が増えると思います」と話しており、この日はナゴヤ球場でスパイクを履いて術後初めて土のグラウンドを走った。30メートルほどの距離でダッシュを10本。今後はノックでも横の動きの幅を徐々に広げていく予定だ。

 2軍読谷組でスタートする春季キャンプは別メニュー調整から始まる予定。ただ、順調にいけば2月中に全体練習合流ができるという。「筋力が回復して良かったです」と3月の実戦復帰を目指して状態を上げていく。