去年までの6年間に大阪府内の集合住宅で小学生の女子児童7人をカッターナイフで脅して、性的暴行を加えたなどとして元病院職員(26)が起訴されました。
元職員は長くて1年以上、児童の行動を確認したうえで、1人で帰宅するタイミングを狙っていたということです。

起訴されたのは、吹田市桃山台の元病院職員、柳本智也被告(26)です。
検察などによりますと、去年5月までの約6年間に大阪府内の集合住宅に侵入し、小学生の女子児童7人にカッターナイフを示して「殺すぞ」などと脅し、目隠しをしたうえで性的暴行を加えけがをさせた罪などに問われています。
警察によりますと、1か月から長くて1年以上、それぞれの自宅の位置や玄関の鍵を自分で開けるかなど行動を確認し、事件の際には待ち伏せをして1人で帰宅した際に後ろから押し倒して部屋に侵入するなどしていたとみられています。
別の児童3人に対する性的暴行を加えようとした罪などでも起訴されていて、これまでの調べに「成人だと抵抗されて通報されると思ったので、小学生を狙った。以前見た漫画をまねした」などと供述し、認めているということです。
警察はオートロックのマンションでも家に入る時には近くに不審者がいないか確認することや帰宅したら鍵をかけて、1人で家にいる時は、インターホンが鳴ってもすぐにドアを開けないよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230120/2000070152.html