米航空宇宙局(NASA)が26日、マイクロバスほどの大きさという小惑星が日本時間27日午前に南米大陸南端の上空3600キロをかすめると明らかにした。衝突の危険はないというが、上空3万6000キロに位置する静止衛星の10分の1という「記録的接近」がSNSでトレンド入り、「本当に大丈夫なのか」「これニアミスどころのレベルじゃない!」「完全に映画の世界」などの声が飛びかった。

 NASAのホームページによると、クリミアのアマチュア天文家が21日に発見した小惑星の大きさは推定で3.5メートルから8.5メートル。円を描くように太陽の周りを回っていたが、地球の重力で軌道が変形したという。記録に残る中では最も地球の近くを通り過ぎる小惑星の1つという。

 突然の発表に、ツイッター上では「ここまで接近する小惑星の軌道が1週間前にしか分からないんだから、『世界で協力して核ミサイルで迎撃』というのはまだ夢物語だな」「発見から再接近までの時間がたった5日間しかないことを考えたら、人生は思いのほかあっけなく終わりそうだから、やりたいことは早めにやっておこうと思えてくる」などの感想が相次いだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ebb679ae6b094b203dafa1fcc8965408ba558d7