>>189
プロデューサーが中山に
んほってたからや

監督を務める中山竜さんはTVアニメ監督は初めてです。瀬下さんからオファーをしたとのことですが、どのような理由から中山さんにオファーしたのでしょうか。

瀬下 自分が預かった作品を今、僕が1番興味のあるクリエイターと新しいチームでつくってみたいと思った、という単純な理由です。そもそも我々プロデューサー陣はどんな作品でも等しく「この作品を映像化するにはどのような形が1番いいか」を考えます。その上で演出や表現のイメージを膨らませ、そういった演出や表現を実現できる、あるいは得意とする人にディレクションの依頼をします。

『チェンソーマン』でも同様のことを考えたのですが、原作が今までのジャンプ作品とは異なる色を持っていたため、演出や表現の決まった型を持つ人より、“型を持たない新しい人”にディレクションしていただくことでおもしろくなるのではないかと考えたんです。

そこで思い浮かんだのが中山監督でした。僕が新卒で働き始めた時から、中山監督が優秀なアニメーターであるとは認識していました。アニメーションにおける作画や、制作されていたいくつかのショートフィルムのディレクションがとても素晴らしく、いつか一緒に仕事をしてみたいと思っていたので、今回がそのタイミングだとオファーしたんです。