【巨人】中田翔、体重110キロの強振ボディー貫く 33歳けが恐れず「40歳までできると思っていない」

今年で16年目。新年の誓いを立てると同時に、今後の野球人生に対する思いを激白した。

 「そういう(引退を考える)年齢ですから。そういうことを考えさせられますね。そろそろだな、とね。自分で自分のコンディションを考えて40(歳)まで別にできると思っていない。(引き際は)考えてるよ」

 だからこそ「やっている以上は全力で」と燃えている。その思いが強くなったきっかけの一つが、引退を決めた前中日・平田氏の存在だった。中田にとっては母校の2学年先輩。「悲しいですよ」と語り、「高校に入った時はこの人を追い抜こうと思ってずっとやっていた。投げる方は(元巨人の)辻内さん。すごくレベルの高い目標が常にいてくれた」と感謝した。

 05年夏の甲子園では3人が原動力となって4強に進出。当時から貫くフルスイングで今季も勝負するために、自主トレのテーマの一つとしてベスト体重110キロの維持を掲げた。昨年は20キロ増量の112キロで春のキャンプを迎え、8月からは4番を務めるなど109試合で打率2割6分9厘、24本塁打、68打点。持ち前の勝負強さを見せつけた。

 中田を象徴する重量感たっぷりの体は「けがのリスクがあると自分でも思っている」ともろ刃の剣だと認識しているが、同時にプロで生きていく上で必要不可欠なものだと確信している。「今よりもっと暖かくていい場所に行けるから。またしっかりやり込める」。まだまだ成長できると信じている。チームを覇権奪回に導いてみせる。

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